1面記事】 

京セラDSJ

「TALKビジネスポータル」開始

クラウド活用の新サービス 

京セラドキュメントソリューションズジャパン(古賀真社長)は、少人数ワーキンググループ向けに、さまざまな業務を支援する新しいソリューションとして、クラウドを活用した「TALK(トーク)ビジネスポータル」のサービスを11月1日から開始した。同社は、業務改善に役立つトータルドキュメントソリューションを提供することで顧客のビジネスを強力にサポートしていく。
現在、日本国内ではクラウドサービスの普及に伴い、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスを活用したワーキングスタイルが大企業を中心に広がっている。ITシステム管理者を持たない多くの中小規模事業所においても、業務のIT化による業務効率の改善が課題となっている。
同社の「TALK ビジネスポータル」は、Webブラウザを搭載したスマートデバイスを利用の顧客が導入できるクラウドサービス。外出先でもさまざまな情報をメンバーと共有しながら業務することが可能になった。

  

キヤノンMJ

3Dプリンタ販売

米社製 市場拡大めざす 

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ、川崎正己社長)は、米国3D SYSTEMS(スリーディー・システムズ)社製の産業用立体造形装置の販売を11月1日から開始した。
キヤノンMJは、3D SYSTEMS社と同社製産業用立体造形装置の国内販売契約を締結し、計11機種の販売を開始。金属粉末造形装置「Phenix Systems PXL/PXM/PXS」については、キヤノンMJが国内初の販売代理店として国内市場に投入する。
産業用立体造形装置は、材料を薄く敷き詰めて任意の形状に硬化し、その上にさらに材料を薄く敷き詰めて任意の部分を硬化するという工程を繰り返すことで、積層的に立体造形を行う装置。樹脂溶液を用いる光造形と、石膏やセラミックなどの粉末を用いる粉末造形、粉末造形の一種で金属粉末を用いる金属粉末造形の3つに大別できる。
3D SYSTEMS社は、光造形装置と粉末造形装置、3Dプリンタの事業を展開しており、装置本体から材料、ソフトウエアまで一貫したシステムとして提供している。世界80か国以上のグローバルな販売、サポート体制を構築しており、産業用途として不可欠な生産性、加工精度、繰り返し再現性において世界最高クラスの品質と豊富な導入実績を有している。

  

富士ゼロックス

翻訳サービスを拡充

クラウド強化・情報活用促す 

富士ゼロックス(山本忠人社長)は、グローバルなコミュニケーションを促進するクラウドサービス「スキャン翻訳サービス」の翻訳機能などを強化して11月25日から発売する。
機能強化したクラウドサービス「Working Folder(ワーキングフォルダー)」も11月1日から提供開始し、「スキャン翻訳サービス」との連携を可能にしたことで、よりスムーズなコミュニケーションによる迅速な意思決定を支援する。
「スキャン翻訳サービス」は、「外国語の文書の概要を把握して、重要度や緊急度をすぐに判断したい」、「母国語が異なる人同士のコミュニケーションを円滑にしたい」など、文書に「何が書いてあるのか」を「その場」で理解することが必要な場面で、翻訳業務の効率化、グローバルなコミュニケーションを支援するサービス。
今回、従来の日本語から英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語での双方向の翻訳に加えて、英語から中国語(簡体字、繁体字)や韓国語へのダイレクトな翻訳が可能になった。ユーザーインターフェイスや操作マニュアルが英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語に対応し、日本語を母国語としないユーザーも容易に利用できるようになった。「スキャン翻訳サービス」もアジアパシフィック地域で順次提供する。

  

カシオ、「スタンプメーカー」開発

手作りホビー市場に参入

誰でも簡単・手軽に作成できる 

カシオ計算機(樫尾和雄社長)は、誰でも手軽にオリジナルスタンプを作成できるスタンプメーカー「pomrie(ポムリエ)」を開発、11月8日から販売を開始し、手作りホビー市場に参入すると発表した。Wi‐FiとUSB接続タイプ「STC‐W10」(店頭予想価格8千円前後)、USB接続タイプ「STC‐U10」(同6千円前後)の2モデルを用意。当初月産台数は1万5千台としている。
持永信之執行役員(コンシューマ事業部長)は、「ポムリエは、手作りが好きなクラフト女子はもちろん、これから始めてみたい方をターゲットに、さまざまなオリジナルスタンプが簡単に作成できるスタンプメーカーとして開発した。手作りホビーの市場環境は、約2千億円とも言われており、今回の商品を第1弾として、積極的に市場開拓に乗り出す」と意欲的に語った。
印面は、内蔵しているベーシックなスタンプ約700種類から選ぶだけで手軽に作成できる。内蔵イラストとフレーム、自分で入力したテキストを自由に組み合せることで、オリジナルの電話メモや名刺、プロフィールカードを作って楽しめる。手書きのイラストや、撮影した顔写真を、リアル調、コミック調などエフェクト変換して、世界に1つだけのオリジナルスタンプを作ることも可能である。

  

2面記事】 

ウォーターネット

秋季エリアオーナー会開く

優秀社表彰や活動報告など 

水宅配事業のウォーターネット(東京都中央区、山田啓輔社長)は10月16日、東京・品川プリンスホテルで2013秋季エリアオーナー会を開催した。
ウォーターネットは1年に2回、春と秋にエリアオーナー会を開催しているが、秋のエリアオーナー会は4月から9月まで実施した全国キャンペーン「W‐1グランプリ」の表彰式を行い、全員で健闘を讃え合った。
優秀エリアオーナーが壇上に上がり、ハワイ旅行の権利を獲得した喜びと達成感を噛み締めながらスピーチを行った。また個人戦のベスト10入賞者も全国から集まり「トップセールスマン食事会」に参加。お互いの成功事例やエピソードに耳を傾けた。
表彰式のほかには活動報告として今年7月に竣工した福島第2プラントの紹介や、販売ノウハウの基礎とも言える「マンパワー研究会」の模様を発表。恒例の講演会では、元伊藤忠商事社長で前中国大使の丹羽宇一郎氏による特別講演「中国経済と日本経済の将来展望」も開催、「これからは水の時代。しかし事業は中途半端な気持ちでは成功しない。情熱を持って取り組むべし」という丹羽前大使の熱いエールに対して、受講者から活発な質問もあった。