1面記事】 

村田機械、新カテゴリー商品を発売

オフィスのデータ快適に共有

複合機との連携機能パッケージ 

村田機械(村田大介社長)は11月25日、オフィスをサポートする便利機能や複合機との連携機能をパッケージした「OMBOX(オーエムボックス)」を発表・発売した。OMBOXは、1TBのネットワークストレージにより、気軽にオフィスのデータ共有を構築。HDDのミラーリングに加え、使いやすいPCデータのバックアップツールにより、データ損失のリスクも低減する。購入後のハードウェア5年間保証で、万一のトラブルにも備えて安心運用が可能。
 近年のオフィスは、急速なデジタル化により、膨大なデータの格納場所とその共有が必要となっている。
 一方で、IT管理者が不在の小規模事業所や個人事業主などの場合、パソコンのトラブルやHDDのクラッシュにより、大切な業務データや顧客データなどが失われるリスクにさらされながらも、その対策方法がわからないために放置しているケースも多々ある。
OMBOXは、簡単で安心なデータの共有とオフィスマネジメントをサポートする。

  

リコー

半導体を小口販売

チップワンの通販活用 

リコー(三浦善司社長)とチップワンストップ(高乗正行社長、以下チップワン)は11月27日、チップワンの運営する電子部品・半導体の通販サイトを通じた、リコー半導体製品のサンプル販売に関する提携に合意した。この提携に基づき、同日からチップワンのサイトでリコー半導体製品のサンプル販売を開始した。
 リコーはこれまで、Webでの半導体製品のサンプル販売を行っていなかったが、チップワンとの提携を機に、特に産業機器製品分野向けの顧客の要望に対応すべく、インターネットを活用したサンプル販売に本格的に取り組んでいく。
 サンプル販売製品は、CMOSパワーマネジメントICとリアルタイムクロックICを中心に、中・高耐圧製品やガルウィング型パッケージ製品を先行して進めていく。
加えて、自社のWebサイトでの製品情報提供をさらに充実し、顧客の情報収集、製品選定の利便性を向上していく。
 一方、チップワンはリコーとの提携により、品揃えを大幅に強化・拡大。順次ラインアップを強化し、顧客がリコー半導体製品を「簡単に」「1個から」「短納期で」購入できるサービスを提供していく。

  

コニカミノルタ

新たな価値を提案

SMB向けクラウドサービス 

コニカミノルタ(松ア正年社長)は、シスコシステムズ(平井康文社長、以下シスコ)と共同で開発したセキュアなソリューションを活用したSMB(中堅・中小規模ビジネス)の顧客に向けたクラウドサービス「INFO‐Palette Cloud」を11月25日から提供した。
 日本国内では高速で安価なインターネットインフラが整っているにも関わらず、SMBの多くの顧客においては、クラウドサービスの導入による業務効率の向上が図られていない。
そこでコニカミノルタでは、クラウドを利用した新たな価値を提案すべく、今回SMBの顧客に焦点をあてたクラウドサービスを提供した。
【「INFO‐Palette Cloud」のサービス概要】
@MFP・ドキュメント関連サービス(基本サービス)
 IT管理者を必要とせず、安全かつシンプルに扱える機能で顧客のビジネスを支援。社外からでも共有可能なクラウド対応スキャン、モバイルを通じて遠隔地からプリント指示可能なリモートプリント。
Aバーティカル・ソリューション
 特定業種・業態のワークフローに対応し、基本サービスを活用したソリューションサービスを構築提供(病院向けセキュアプリントソリューション、建築業向けドキュメントソリューションなど)。

  

2面記事】 

プラス、東京オフィス開設

「感性磨く」オフィス提案

多様なワークスタイル検証 

プラス(今泉公二社長)は、オフィス家具部門の営業・開発拠点を10月に東京都港区赤坂から千代田区九段北に移転し、「プラスファニチャーカンパニー東京オフィス」として開設した。コンセプトは「アトリエ&カフェテリア」。ワークスタイルに対応し、オフィス家具の実験・検証・実体験を積み重ねて新製品を提供していくアトリエを目指している。11月18日に、プレス見学会を開催した。
 「プラスファニチャーカンパニー東京オフィス」は、コトとモノを創り出す工房「アトリエ」として機能することを目指している。随所に「カフェア」をイメージさせるインテリア空間を設け、リラックスした雰囲気を演出。ワーカーが業務に「集中」でき、室内の形状や造作のデザイン、配置したアートやグリーンといったさまざまな要素からの刺激により「感性を磨く」ことのできるオフィスを構築している。
 北尾知道取締役(ファニチャーカンパニープレジデント)は、「オフィス内にカフェテリア、カフェカウンターを配置し、快適に過ごせる空間を用意したほか、フリースタイルという新しい働き方を提案した。今回の移転に伴い、文書の削減も実現した。収納量を約50%削減したことで全体の1割以上、約40坪のスペースを創出した。柱が多く天井の低い築24年の旧来型オフィスビルという限られた条件でも、感性を刺激し、新たな提案・発想が生まれるオフィスの構築を提案している」と語った。

  

JBMIA

三田へオフィス移転

ITインフラ改善図る 

ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA、内田恒二会長)は11月20日、東京・三田のJBMIA新事務所(リーラヒジリザカ7階)第一会議室で、「JBMIA三田新事務所見学会」を開催した。
 JBMIAは6月24日に、事務所をこれまでの御成門から三田(〒108‐0073 東京都港区三田3‐4‐10 リーラヒジリザカ7階。FAX03‐3451‐1770。ホームページURLおよび各Eメールアドレスは変更がない)へと移転した。
 リーラヒジリザカは、鉄骨鉄筋コンクリートで地下1階地上7階建てのビルで、建物延べ床面積は6735・42平方b。移転後4か月が経過し、職員も新しい環境に慣れてきたことから、今回、新事務所を披露したというもの。
 中西英夫専務理事は、「新事務所に移転したことを契機に、今まで以上にJBMIAの理念(ビジネス機械・情報システムの継続的な革新を通じ、新しいワークスタイルを提案し、活力あるグローバル社会を創る)に向けて、全力を挙げて取り組んでいきたい。JBMIAのあるべき姿(「業界の将来をグローバルに見据え、情報収集、分析を行い、政策提言ができる団体であること」「お客様の安心・安全・利便性を徹底的に追求していること」「低炭素社会・循環型社会の実現をリードしていること」)にも積極的に推進していきたい」と語った。