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本紙恒例第28回「全国ディーラーアンケート」

業績回復へあと一歩

鍵握る「システム化の進展」 

業績回復へあと一歩‐。本紙恒例「第28回全国ディーラーアンケート」の集計結果がまとまった。集計方法は全国のOAディーラー100社を無作為に抽出した上でアンケート用紙を発送したもので、46社から回答を得た(前回は39社)。特筆大書すべきは各社の業績で、「増収」が19社(41%)、「減収」が12社(26%)、「変わらない」が8社(17%)となった。
 増収企業は前回の11社から8社増、減収企業は前回の17社から5社減った。前回は前々回と数字がほとんど変わらない稀なケースだったが、今回は増収企業が増え、減収企業が減る理想的な姿に収まった。増収理由のトップは「システム化の進展」で、景気の上向きを示唆している。業界はこのまま「回復軌道」へ向かうのか、正念場の1年となる。