1面記事】 

コニカミノルタ

「ビズハブ」供給、複数年で

独有力企業と大型契約締結 

コニカミノルタビジネステクノロジーズ(山名昌衛社長)は6月22日、ドイツの自動車メーカーであるBMW社(ビーエムダブリュー)と欧州内陸での輸送分野におけるトップ企業であるDB Schenker社(DBシェンカー、本社・ドイツ、アジア統括本社はシンガポール)の2社と、コニカミノルタの複合機「bizhub(ビズハブ)」シリーズ供給に関する複数年のグローバル契約を締結した。
 これまでにコニカミノルタとグローバル契約を締結した顧客数は70社を超え、顧客企業も保険・金融サービス、国際輸送サービス、観光サービス、プリントサービス等の多岐にわたり、各分野での国際的なリーディング・カンパニー。
 このうちBMW社との契約では、第1フェーズとして6千800台の「bizhubシステム」を欧州内で同社ミュンヘン本社と6か所の生産工場、ドイツの50か所の支店と、加えてスイス・オーストリア・英国に設置する。そのうち、最初の3千100台の設置は 2011年末までに完了する計画。
 システムの導入により、BMW社の要望であるプリント業務に関係した管理、情報セキュリティ、認証印刷などのソリューションを実現していく。

  

キヤノンMJ

日本オセを完全子会社化

プロダクション事業強化図る 

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ、川崎正己社長)は6月23日、オランダのオセ社との間で、キヤノンMJによる日本オセ(山本義明社長)の完全子会社化について合意した。日本オセの全株式の譲渡契約を同日締結、6月30日に株式譲渡を実施した。
【完全子会社化の背景と目的】
 キヤノンMJは、今年開始した「長期経営構想フェーズU」の重点戦略の一つとして、オセ商品を含むプロダクション事業の拡大を掲げている。2009年11月にキヤノンがオセを連結子会社化することを発表し、オセは昨年3月にキヤノングループの一員になった。
 今回キヤノンMJは、日本オセを完全子会社化することにより、業務用大判プリンタを主軸に相乗効果を生み出し、プロダクション事業の一層の強化を図る。
【完全子会社化による効果】
 業務用大判プリンタの製品ラインアップにおいて強力な補完関係を築ける。設計図面や製造業CAD、屋外ディスプレイ広告向けの業務用大判プリンタを強みとする日本オセと、ポスターやプルーフ(色校正)、CAD向けの大判プリンタに強みを持つキヤノンMJが手を組むことで、従来よりも厚みを増した幅広いプリンティングソリューションを提供できるようになる。

  

富士ゼロックス

セブンイレブンでスマホ印刷

アンドロイドOSにも対応 

富士ゼロックス(山本忠人社長)は6月7日、スマートフォンを使って「検索したWebページ」「撮影した写真」「受信したメールの本文・添付ファイル」などを手軽に全国のセブン‐イレブン店舗の「マルチコピー機」でプリントできるサービスとして、Android OSのスマートフォンに対応した専用アプリケーションを無料で提供した。
 同社の「ネットプリント」は他社サービスと連携しながら、多様なニーズに応えるプリントサービスを提供している。
 すでに提供しているiPhone/iPad版とWindows phone版の専用アプリケーション(無料)に加え、急速にユーザー数が拡大しているAndroidOSのスマートフォンに対応した専用アプリケーションを提供することにより、より多くのスマートフォン利用者が、外出先でもスマートフォン上の簡単な操作で必要な情報を手軽に全国のセブン‐イレブン店舗の「マルチコピー機」でプリントできるようになる。

  

2面記事】 

リコージャパン

「バリュープレゼン2011」盛大に

「価値共創」パートナー実現へ 

リコージャパンは6月15、16の両日、東京・有楽町の東京国際フォーラムでセミナー&展示会「バリュー・プレゼンテーション2011」を開催、首都圏のユーザー7千人が来場し、大盛況となった。
「明日への挑戦を、ともに」をテーマとして、社内実践事例を中心に、セミナーやプレゼンテーションステージ、実際の商品などを交えた展示・実演を通して数多く提案し、来場者の注目を集めた。
 展示会場では、「コンセプトステージ」でリコージャパンのビジネスコンセプト「Customer,s Customer Success」をアピール。価値共創パートナーの実現のため、ユーザーのその先のユーザーにまで届く価値を創出する、最適なソリューションを提案した。
「明日のワークスタイル」ゾーンでは、いつでも、どこでもコミュニケーションが可能になる、新しいワークスタイルを提案。複数台のiPad上で資料の共有を行い、閲覧資料ページの同期やページ内での拡大ができ、ペーパーレスの会議やプレゼンテーションをスムーズに行えるiPad向けアプリケーションソフト「RICOH TAMAGO Presenter」などを実演した。

  

ビジネスシヨウ九州2011

各種アプリに関心

NW関連機器一堂に 

福岡商工会議所、福岡県情報サービス産業協会ほか)は6月15・16の両日、福岡国際センターで開催した。開催テーマは「情報技術・情報通信の新潮流〜元気経営と豊かな未来をめざして〜」。
 今回は、初開催の「九州エコフェア2011」と同時開催となり、ビジネスシヨウ九州としては、出展70社・団体、出展展示面積665平方bの中、最新のIT機器、ソフト、携帯などを使用したネットワーク関連のシステム・機器、印刷関連機器が展示・実演され、1万8千250名(2日間合計/九州エコフェアとの合計集計結果)の来場者を数えた。
 今回の出展の中では、NTTグループ、九州電力グループ、日立グループなどIT関連企業が一堂に会し、最新の内部統制関連、情報セキュリティ関連機器、システムをはじめ、業務効率を図る各種のアプリケーションに関心が集まった。

  

カシオ・コミュニケーションプロダクツ開催

プロジェクタ新モデル出展

プリンタ新提案・ラインアップ充実 

カシオ計算機は6月13、14の両日、東京・渋谷区の同社本社で「カシオ・コミュニケーションプロダクツ2011」を開催、プロジェクタの新モデルや、ラミネート加工ができるページプリンタ、360度全方位カメラのネットワークカメラなどを出品、会期中に300人が来場し、大盛況となった。
 プロジェクタは、スタンダードタイプ(XJ‐Mシリーズ)が5月に発売済みで、ハイグレードタイプ(「XJ‐H1650、HJ‐H1600)と短焦点タイプ(XJ‐ST155、XJ‐ST145)が7月の発売予定。独自の「レーザー&LEDハイブリッド光源」を搭載し、水銀ランプを使わずに最大3500ルーメンの明るさを実現。水銀ランプを使わない水銀フリー≠フ仕様には、非常に関心が高まっている。
 新モデルが搭載している主な機能のデモが展開された。1つは3D機能で、フレームシーケンシャル方式による高品質な3D映像を視聴できる。PCソフトで、2D映像を3Dに変換することもできる。