1面記事】 

リコー・ゼロックス(日米)

MPSで高い評価(IDC)

世界市場の「リーダー」として 

リコー(近藤史朗社長)と米ゼロックスならびに富士ゼロックス(山本忠人社長)は1月18日、IT調査会社IDCが発行した「2011年度マーケットスケープレポート」のマネージド・プリント・サービス(MPS)部門において「マーケットリーダー」として評価された。同報告書では、3社を含む世界のMPS市場における11のベンダーが調査の対象となっており、MPSを顧客のドキュメント入出力環境の管理と継続的な改善、改革支援をプロアクティブに行うものと定義している。
 IDCのマーケットスケープレポートは、特定市場におけるICTサプライヤーの競争力の適応度を把握できるベンダー分析モデル。調査方法には、定量/定性的な基準に基づいた厳密な採点手法を用いている。
 今回、昨年に引き続いて「リーダー」に位置づけられたリコーは、特に戦略と実行能力の両カテゴリにおいて高得点を獲得した。
 IDCは報告書の中で、「リコーの最大の差別化ポイントは、グローバルに一貫したサービス提供体制とその管理、プロセス面であり、顧客への体系だった展開も際立っている」としている。

  

OKIデータ

イタリアIT販社と提携

複合機など共同で販売 

OKIデータ(平本隆夫社長)は1月11日、イタリアのIT機器販売代理店IMA社(ジャンフィリポ・パパレーリ社長)とイタリアにおけるビジネス用プリンタ・複合機の販売で提携した。この提携により、IMA社と共同で販売活動を進め、2013年度にはイタリアで約3万3千台のプリンタ・複合機の販売を目指す。
 イタリアのページプリンタ市場は、欧州で4番目、世界でも8番目と大きな市場であり、2010年が116万台で2013年には122万台の成長が見込まれている。OKIデータは1990年に販売会社を設立。独自のLEDプリント技術による高精細で高速なカラーLEDプリンタ、カラーLED複合機を中心に、デザイン業界やオフィス向けに販売活動を展開してきた。
 IMA社は、イタリア中央部・マルケ州に拠点を置く、IT機器の専門販売代理店。1985年の設立以来、サーバー、ストレージ、ソフトウェア、PCなどを取り扱ってきた。IT機器の卸売業を専門に行うディストリビュータとして、IT小売業者、VAR、量販店など1千100社以上の販売パートナーと提携している。

  

キヤノンMJ

iPadでクラウド文書閲覧

複合機連携・文書活用ツール開発 

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ、川崎正己社長)は、クラウド上で管理している文書をiPadで閲覧、追記、印刷できるアプリケーションソフト「Smart Browse Print(スマート・ブラウズ・プリント)」を3月上旬から発売する。
今回同社は、スマートモバイルやクラウドコンピューティングの普及に合わせ、オフィス複合機とスマートデバイスが連携するソリューションをクラウド環境で提供することで、企業のワークスタイルの変革を支援する。
【主な用途】
@電子マニュアル
 航空・鉄道会社の業務マニュアルや作業報告書、工場・プラントの設備点検マニュアル、建設・不動産会社の設計図面などを電子化するこによってで、携帯性に優れた運用を実現し、マニュアルの頻繁な改訂にも迅速に対応することができる。
Aプレゼンテーション
 銀行の窓口や自動車・旅行会社の店頭販売、各種訪問営業などの業務において、カタログやパンフレット、見積もりなどを、顧客の要望に応じて適宜見せながら説明したり、必要な資料をその場で印刷したりすることができる。

  

シャープ

「100周年記念サイト」開設

HP一新、ロゴマークも新たに 

シャープ(片山幹雄社長)は9月15日、創業100周年を迎える。それを踏まえ、このほど「100周年記念ロゴマーク」を決定。ホームページをリニューアルするとともに、同社の歴史等を紹介する「100周年記念サイト」を開設した。
@「100周年記念ロゴマーク」の決定
 同社の「オンリーワン」へのこだわり、これまでの蓄積、未来への期待という3つの思いを込めて、デザインした。2つの輪を重ねることで、過去から未来へのスパイラルを表現した。12月31日までこのロゴマークをグローバルに展開し、テレビCM・新聞広告などの広告宣伝物やホームページ、商品カタログ、社内外刊行物、名刺等に使用する。
Aホームページのリニューアルと「100周年記念サイト」の開設
 創業100周年を記念し、ホームページをリニューアルするとともに、「100周年記念サイト」を開設した。今回のリニューアルでは、デザイン、レイアウト、ナビゲーションを一新し、検索性の向上を図った。100周年記念サイトでは、創業者の生涯を紹介する「早川徳次物語」やオンリーワン商品の歴史を紹介する「オンリーワンヒストリー」等を掲載している。

  

村田機械・カシオ

「環境」への取り組み評価

エコマーク「奨励賞」など受賞 

村田機械(村田大介社長)は、エコマーク商品を始めとする環境配慮製品普及への取り組みや、2011年秋に発売した複合機新製品「スマート&エコシリーズ」に搭載した新省エネ技術開発等の活動に対して、日本環境協会主催の「エコマークアワード2011」において奨励賞を受賞。また、カシオ計算機のデータプロジェクタも「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
 エコマークアワードは、日本環境協会によって2010年度に創設された表彰制度。
 エコマーク商品をはじめとする環境配慮型商品の製造、販売あるいは普及啓発等により「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による持続可能な社会の形成」に大きく寄与した企業・団体等の優れた取組みを表彰し、エコマーク商品等の一層の普及拡大を通じて持続可能な社会の実現に寄与することを目的としている。
 村田機械は、新開発の独自技術「ネットワークスタンバイ」機能を「スマート&エコシリーズ」複合機製品に実装することで、大幅な消費電力の低減を実現した。

  

2面記事】 

プラス・スタイル2012

コピーボードを新提案

「KTG戦略製品」を発信 

プラス(今泉公二社長)は、2012度版総合カタログの発刊に合わせ、オフィス家具、文具・事務用品、ミーティングツールの新製品を含む主力製品を紹介する展示会「PLUS STYLE2012」を1月16〜20日、東京・赤坂の同社ショールーム『+PLUS』で開催した。
 この展示会は、企業ユーザー、取引先関係者、一般ユーザーを対象に、新製品を始め、同社のプロダクトを実際に「見て」「触って」体感できる絶好の機会を提供するイベント。「新しい価値が、新しい満足を生む」をテーマに設定。会期中に800社・1千人が来場し、大盛況となった。
 オフィス家具のゾーンでは、「高品質(K)・低価格(T)・グッドデザイン(G)」の新コンセプトに基づき商品化した2012年発売予定の新製品から、オフィス用スタンダードデスク「US(ユーエス)」、会議用フォールディングテーブル「Luarco(ルアルコ)」、ローパーティション「TF(ティーエフ)」、システム収納「REGATEO(レガーティオ)‐S」、事務用チェアなどを展示した。