1面記事】 

キヤノンMJ、全国ビジネスパートナー会開く

今年は「成長」と「変革」加速

サービス創造企業グループに 

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は「2012年キヤノン全国ビジネスパートナー会」を盛大に開催。「2012年は成長と変革の両輪で加速させていく」と今後の方針を示し、さらなる拡販、新たな事業領域の伸長を誓い合った。「グランドアスロン2012」表彰式では、グランプリ本賞各コースとCSアンケート特別賞の受賞社を発表。最高位にはレイメイ藤井(福岡県)が2年連続で栄冠に輝いた。
 2012年キヤノン全国ビジネスパートナー会・キヤノングランドアスロン表彰式は1月27日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれ、約288社・414名のパートナーが全国から参集した。
 冒頭、川崎正己社長は、「2011年では、秋口からようやく生産ラインが立ち直り、拡販を進めた結果、昨年の下期は増益を果たすことができた。ストック型ビジネスのHOMEも定着しつつある。長年継続してきたCS向上施策についても、顧客満足度調査でMFPの販売対応が業界平均を上回る評価を得るなど、着実に上昇傾向にある。改めてパートナーの皆様の多大なるご尽力に感謝申しあげたい」と日頃の販売活動への謝礼を述べた。

  

富士ゼロックス

見たい動画簡単に検索可能

キーワード入力実証実験スタート 

富士ゼロックス(山本忠人社長)と富士ゼロックス総合教育研究所(芳澤宏明社長)は、動画検索技術「TalkMiner」の実証実験を、特定非営利活動法人日本イーラーニングコンソシアム(以下eLC)の運営する「e‐Learning Solution on the Web」で1月11日から開始した。
 近年、動画を扱うサービスやインフラ等も充実し、ネットワークを介した動画の利用が広がり、Web上の検索エンジンで簡単に動画を検索することができる。しかし、動画を検索するには、あらかじめ日付や作者、検索用キーワード、ディスクリプション(説明文章)などのメタデータの付与が必要であり、メタデータが付与されていない動画は、一般の検索エンジンでは検索できない。
 また通常、メタデータの付与は手作業で行われるため、工数がかかる。さらに検索が行えても、ある動画の見たいシーンのみを検索することは、一般的な検索エンジンでは対応していない。

  

リコー・シャープ

「省エネ大賞(センター会長賞)受賞」

環境技術など高い評価得る 

リコー(近藤史朗社長)のカラープロダクションプリンタ「RICOH Pro C901/901S」が、省エネルギーセンター主催の2011年度「省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門において、「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。シャープ(片山幹雄社長)のインフォメーションディスプレイ「PN‐V602」も同賞を受賞。液晶テレビ「AQUOS L5シリーズ(全4機種)」は「経済産業大臣賞」を受賞した。
「省エネ大賞」は、省エネルギーの促進を目的に、国内の企業・自治体・教育機関等における優れた省エネ活動や、技術開発等による先進型省エネ製品等を表彰する制度。オイルショックによって人々の資源の節約に対する意識が変わり始めた1979年に設立した。一昨年の政府の事業仕分けで経費削減の対象となり廃止となったが、昨年3月に起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、世間の節電に対する意識がより一層強まり、消費者やメーカーの製品開発者からコンテストの復活を求める声が多く寄せられ、今回復活した。

  

2面記事】 

プラス

「コピーボード」リモート操作

業界初、連携アプリ開発 

プラス(今泉公二社長)は、コピーボードをスマートフォンからリモート操作でき、さらにコピーボードの板書データ以外にも会議中に記録した画像・音声・動画などのファイルを時系列に一元管理できるアプリ「会議ポケット」iOS対応版を2月下旬から、Android対応版を3月下旬から無料公開する。
 同アプリからコピーボードをリモート操作するには、ネットワーク対応のコピーボード最新機種(N‐20シリーズ)に無線LANアクセスポイントを取り付け、スマートフォン対応に設定する。あとはスマートフォンをWi‐Fi設定でアクセスポイントに接続すれば、アプリからコピーボードのシート送りとスキャンができる。
 コピーボードから転送される板書データは、鮮明に読み取れる画像処理がされており、スマートフォンからワンタッチでメールやEvernoteなどのクラウドサービスに転送ができ、すばやい情報共有を促す。
 同アプリには写真撮影、録音、録画機能が搭載されており、会議中に記録したそれらのファイルを一元管理することができ、さらにワンタッチでクラウドサービスへの転送も可能。

  

OKIデータ

米グラフィックス社と販売提携

カラーLEDプリンタ市場開拓へ 

OKIデータ(平本隆夫社長)はこのほど、米国の印刷関連機器の総合商社グラフィックス・ワン社(ダン・ベアフット社長)と米国における白トナー搭載のA3カラーLEDプリンタ「pro920WT」の販売で提携した。
 米国では、短納期で必要な時に必要な部数を印刷するオンデマンド印刷が広く普及している。オンデマンド印刷に利用される生産性・耐久性の高いデジタル印刷機やプロダクション印刷機は、高価で大型のため設置場所が限られる。そのため、小型で高品質なカラープリンタが求められている。
 OKIデータのLEDプリンタは、シャープな高画質印刷性能、多彩な諧調表現力、高信頼・高速印刷性能を活かし、印刷・デザイン業界など一定の業種に特化するバーティカル市場を得意としてきた。米国では、今年度からこの市場向けに、「proColor(プロカラー)シリーズ」を展開し、2011年12月には白トナー搭載のA3カラーLEDプリンタ「pro920WT」の販売を開始した。

  

コニカミノルタとフィリップス日本法人

LEDランプで提携

オフィス向け販売協業へ 

コニカミノルタホールディングス(松ア正年社長)とフィリップスエレクトロニクスジャパン(ダニー・リスバーグ社長)は、国内オフィス向けの販売において協力することで合意した。
 今回の合意に基づき、コニカミノルタは、傘下の情報機器国内販売会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズ(コニカミノルタBJ、和田幹二社長)を通じて、フィリップスの直管形LEDランプ「MASTER LEDtube(マスターLEDチューブ)」の販売を1月から開始した。
 各企業では、環境負荷低減や東日本大震災を起因とした電力不足対応のために、節電への取り組みを進めているが、その一方でオフィスの快適性や能率を損なうことなく、省エネを実現することが求められている。オフィス向けの情報機器およびソリューション販売を主要な事業とするコニカミノルタBJの顧客からも、かねてからこの課題解決支援に対する要望が寄せられていた。
 コニカミノルタは、有機EL照明をはじめとする次世代照明を最も有望な新規事業と位置づけ、研究開発とマーケティング活動を推進している。