1面記事】 

JBMIA・2011年複写機・複合機出荷

カラー機は伸び続く

海外増加も国内減少 

ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA、山本忠人会長)は2月2日、複写機/複合機の2011年第4四半期出荷実績および年間累計出荷実績を発表した。
【2011年間累計】
 総出荷台数は391万5千793台(前年同期比104・3%)、総出荷金額は8千458億7千300万円(同100・0%)となった。
 このうち品種別では、モノクロ複写機・複合機は前年比、台数で97%、金額で92%といずれも減少した。カラー複写機・複合機は前年比、台数で116%、金額で105%といずれも増加した。
 市場別では、国内は前年比、台数で98%、金額で95%といずれも減少した。3月に発生した東日本大震災の影響が大きく、復旧・回復するまで時間がかかったことが要因として挙げられる。海外は前年比、台数で105%、金額で103%といずれも増加した。円高などの逆風もあったものの、新興国向けの製品輸出が年間を通じて好調だったことが大きい。
 複写機・複合機全体では、2011年は前年比、台数で104%と増加、金額で100%と横這いであった。

  

シャープ、教育支援活動が評価

「キャリア教育アワード最優秀賞」受賞 

シャープ(片山幹雄社長)は、全国の小学校への教育支援活動を継続的に実施しており、このほど経済産業省主催「第2回キャリア教育アワード」の「普及型キャリア教育モデル部門」において、最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞した。同アワードは、企業等が社会貢献活動として取り組む「キャリア教育」(子ども達に対し、仕事のやりがいや学校での学びと実社会とのつながりを伝える)の普及を目的に、優れた活動事例を表彰するもの。
 同社では、社会貢献活動として、「環境」「教育」「社会福祉(障がい者支援)」の3分野を中心に推進しており、中でも教育分野の取り組みにおいては、「小学校環境教育(NPO法人気象キャスターネットワークとの協働により2006年から実施)」、「小学校ものづくり教育」、「工場見学&環境/ものづくり教室」等、次代を担う子ども達への教育支援に注力している。
 これらの教育支援活動は、3年連続で権威ある表彰を受ける(2009年度第19回地球環境大賞、文部科学大臣賞)など、各方面から高い評価を得ている。

  

リコー

「持続可能な企業100社」

8年連続で選出 

リコー(近藤史朗社長)はこのほど、「世界で最も持続可能な100社(2012 Global 100 Most Sustainable Corporations in the World)」に8年連続で選ばれた。
 これは1月25日に発表されたもので、日本企業ではリコーのほか、トヨタ自動車、日立化成工業、三菱重工業、イオンなど11社が選出されている。リコーは、2005年に同評価が開始されて以降、連続して選出されている数少ない企業のひとつ。
 同評価は、カナダのコーポレート・ナイツ社(Corporate Knights)が中心となり、環境・社会・ガバナンス等に関する取り組みについて、一般に公表されているデータから11項目の指標に基づいて企業価値を評価し、上位100社を選出しているもの。同評価の結果は、スイスで開催される世界経済フォーラムの年次総会(通称・ダボス会議)で毎年発表されている。

  

富士キメラ総研

法人向けスマートデバイス関連市場予測

運用・保守・アプリが伸長 

富士キメラ総研(田中一志社長)はこのほど、法人向けのスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス端末と、アプリケーション、通信、セキュリティ基盤、運用・保守などの関連サービス市場、ソリューションベンダー87社のビジネス動向、エンドユーザーのスマートデバイス導入動向を調査・分析。その結果を報告書『2012法人向けスマートデバイス関連ビジネスの全貌』にまとめた。
 2011年度の法人向けスマートデバイス関連ビジネス市場は、2千926億円が見込まれており、2016年度には1兆円を突破する市場に成長すると予測される。スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス端末市場の拡大に伴い、通信、セキュリティ基盤、アプリケーション、運用・保守などの各サービス市場も拡大すると見られる。その中でも、運用・保守、アプリケーションサービス市場の大幅な伸長が見込まれる。
 法人でのスマートデバイス端末導入は、一度に数百〜数千台規模で行われるため、初期設定やセキュリティ設定などをユーザー側で実施するには負担が大きい。そのため、作業を代行する運用・保守サービスに対する需要が高まっており、市場拡大が予測される。

  

2面記事】 

富士ゼロックス

ソリューション&サービスフェア(東名阪)開く

新たなコミュニケーションを提案 

今年発足50周年を迎える富士ゼロックスは1月26〜27日、大阪・南港のインテックス大阪で『富士ゼロックス ソリューション&サービスフェア2012』を開催した。
 開催テーマは「富士ゼロックスが提案する、新たなコミュニケーション〜クラウド・モバイル時代のソリューション&サービス」。顧客ユーザーの業務課題に応える最新の商品・サービスを一堂に展示・実演し、さらにセミナーや講演で実践事例などを紹介した。
 展示会場では、「省エネ/環境対応」「共通課題」「業種別課題」の3つのゾーンで構成。
「省エネ/環境対応」ゾーンでは、複合機「ApeosPort‐W」を操作するユーザーを検知してスリープ状態から自動的に復帰するRealGreen°Z術や、出力機器の使用状況の見える化、環境負荷監視システムを紹介。
「共通課題ゾーン」では、届出書類をPC上で記入したり捺印したりできる「DocuWorks」をはじめ、簡易スキャンツール、社外にいてもモバイル連携で文書を利用できる「DocuShare」、インターネット上でドキュメント文書を共有できる「Working Folder」サービス、電子書籍に対応したオンデマンド出版、商品の小ロット多品種化を提案するオンデマンドパッケージ、バイタルレコードマネジメント等を実演。

  

尼崎のビッグディーラー日興商会

46回NIKKOフェア開く

「すこやかオフィス」を提案 

今年創業65周年を迎える日興商会(本社=尼崎市、藤縄健一社長)は、「第46回NIKKOフェア」を2月2〜3日、アルカイックホール・オクト/尼崎市中小企業センターで開催した。
 今回のテーマはおもしろ文具と「すこやかオフィス〜環境・情報・防災」=B
 開会初日の朝礼で藤縄社長は「皆さまから心強いご支援を戴き、46回目を迎えることができた。これまではお祭りのような『見せる』フェアだったが、今回からは商談を成立させる『契約を結ぶ』フェアにしていきたい。開催テーマにもあるおもしろ文具≠ヘ、通販では得られないユニークな新製品の情報をお客様に紹介することで関心をもってもらい、潜在需要を引き起こす営業活動に繋げたい。以前もお話ししたがスカンジナビア航空の会長が著した『真実の瞬間』には最前線で接客する最初の15秒間でその企業の盛衰が決まると書かれている。昔、コクヨのショールームを訪れた人が、受付の社員から受けた接遇によって他メーカーに決まりかかっていた商談を変更した話を黒田ワ之助会長から聞いたことがある。ちょっとした仕草や言葉に魂をこめて、笑顔で来場されるお客様に接していただきたい」と挨拶。
 その後、1月29日に永眠したセキセイ・西川治子前会長を悼み黙祷した。