1面記事】 

キヤノンMJ、大阪で「グランドサミット」開く

3「S」の優秀者140名を表彰

今年は「攻め」の姿勢で(川崎社長) 

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2月24日、大阪・桜之宮の帝国ホテル大阪で「キヤノングランドサミット2012」を開催した。セールス、サービス、サポートの3部門で昨年優秀な成績を収めたビジネスパートナー各社の個人を認定・表彰。今年は共にキヤノン陣営≠ニして、攻めの姿勢で成長と変革を目指すことを誓い合った。
 会場には、ESA(エクセレントセールスアワード)、PSP(パートナーサービスプログラム)、SMC(ソリューションマスターズクラブ)の3部門で昨年(2011年)に優秀な成績を収めた認定・表彰者約140名とキヤノン関係者が出席した。
 冒頭、川崎正己キヤノンMJ社長は「昨年はたいへん厳しい1年だった。私どもは商品をお届けする使命を充分に果たすことができなかったが、皆さまは日頃のご活動のなかでお客様の立場に立って深い絆を築いていただいた。マーケットで掴んでこられたお客様の想いを具現化する強い商品を私どもがご提供し、今年は共に収益力を向上させて、成長と変革へ取り組みを加速していきたい」と感謝の言葉を述べた。

  

リコー

インドにIT研究所設立

現地発ITソリューション創造へ 

リコー(近藤史朗社長)は2月15日、インド南部のバンガロールに、新たにIT分野の研究会社「リコー・イノベーションズ・プライベート・リミテッド(RIPL)」を設立した。RIPLは、米国シリコンバレーにある100%リコーの研究開発子会社「リコー・イノベーションズ(RII)」の子会社(リコーにとっては孫会社)として設立するもの。
 RIPLでは、RIIやリコーで長年培ってきた最先端のITコア技術を、まずインドのニーズに適用し、現地発のITソリューションを創造する。将来的には類似の環境をもつ市場向けの事業機会の探索を行っていく。
 12億人の人口を抱えるインドは、着実な経済成長を続け、購買力平価ベースのGDPで現在は日本に次ぐ世界第4位となっている。全人口の平均年齢が約25歳と非常に若く、今後も労働人口が増え続けていくことは大きな特長。ITインフラが急速に改善するに従い、仕事でも日常生活でも、モバイル環境でのインターネット活用が急激に拡大すると予想される。

  

明光商会

裁断屑、PPC用紙に

新リサイクルシステム開始 

明光商会(土岐勝司社長)は、シュレッダくず(以下シュレッダ細断古紙)からPPC用紙へ再生する、新リサイクルシステム「MSリサイクルシステム ゼロ」のサービスを2月21日から開始した。新システムは従来の「MSリサイクルシステム」に加え、シュレッダ細断古紙からPPC用紙へ再生する、画期的なリサイクルサービス。
 近年、環境保護の活動は世界的にも注目される人類共通のテーマとなり、各企業で取り組まれる活動の枠組みは非常に多岐にわたっている。
 同社では、廃棄物の処理および清掃に関する法律の改正、ダイオキシン問題などの法関連におけるさまざまな企業ニーズに対し、機器の販売のみならず、シュレッダ細断古紙のリサイクル事業に取組んできた。
 1993年から営業を開始した「MSリサイクルシステム」は、不要文書の完結型リサイクルシステムとして、シュレッダ細断古紙をトイレットペーパー等の家庭紙に再生し、企業のリサイクル率の向上など、各企業におけるCSR活動を推進するツールとして好評を得ている。

  

2面記事】 

シャープ

リモコンで簡単編集

デジタルサイネージ用モジュール開発 

シャープは2月24日、PCを使わずにコンテンツを出力できるデジタルサイネージプレーヤー用のモジュールを発表した。表示コンテンツをリモコン操作だけで簡単に編集できる機能を業界で初めて搭載。ユーザーは導入コストを抑えることができ、今後は個人事業主向けに普及拡大していくことを同社では期待している。
 シャープが開発したデジタルサイネージプレーヤー用モジュール「LR0G951/LR0G952」は、デジタルサイネージプレーヤーの主な機能を1枚のメイン基板に集積し、プレーヤーを短期間で製品化できる。
 このモジュールはメイン基板とリモコン受光基板、専用リモコンで構成。メイン基板は新たに開発した専用グラフィックエンジンを採用することで従来のデジタルサイネージに必要なPC部を不要とし、PCの起動/終了を伴わずに電源をオン/オフできる手軽な操作性と低消費電力化を実現している。
 また、フルHDの静止画コンテンツに様々なアニメーション効果を加えることができ、動画のように表示する描画機能を搭載した。

  

ニッツー

ミネラルウォーター製造プラント建設

事務機業界向けに納品も 

ニッツー(LPガス販売・設備施工、本社=福岡県飯塚市、前田恵理社長)は2月8日、ミネラルウォーター宅配事業の拡大に向けて本社敷地内にミネラルウォーター製造プラントを新設した。
 同社は2009年12月からウォーターネット(本社=東京、湯川剛社長)とライセンス契約を結び、「ウォーターネットひまわり」として福岡県内で水宅配事業を展開している。
 プラントの延べ床面積は500平方b。衛生管理を徹底したHACCP対応型の製造設備で、生産能力は1時間当たり150本。1日8時間の稼動で月当たり3万本を生産する。総工費は1億6千万円。
 竣工式ではテープカットの後、前田社長が製造設備の稼動ボタンを押した。「当社は3月で設立50周年を迎える。ガスと水は生活必需品であり、この2つを安心・安全に届ける企業として地域貢献していく」と水宅配事業を新たな柱に育て上げる決意を述べた。
 自社プラントの立ち上げについて前田社長は「3・11以降、安心・安全な飲料水が求められるなか、このニーズを満たし安定的に供給するためには、製造から供給まで自社一貫体制を敷くのが望ましいと判断した」と語っている。

  

RISOフェア大盛況

「オルフィス」など注目集まる 

理想科学工業は2月14、15の両日、東京・豊島区の池袋メトロポリタンプラザビルオフィスタワー12階池袋ステーションコンファンレンスRoom1で、「RISOフェア」を開催、エンドユーザーなど120社・180人が来場し、大盛況となった。
 今回は、「あなたの街で感謝を込めて最適提案」をテーマに、高速カラープリンタ「ORPHIS X9050」やデジタル印刷機「RISOGRAPH MD6650W」などを展示し、オフィスワークのさまざまな提案を行った。
 オンデマンド名刺・ハガキ裁断機「PUROSCUT」、郵送作業が大幅に効率アップする「卓上封かん機」「卓上紙折機」、エコ&省エネ、性能と安全性を追求した信頼の次世代のLED「PEAL TUBE」、1分間約700枚の高い処理能力で効率的に細断できるシュレッダ「「MSD‐F31GPV」、電子黒板、大判インクジェットプリンタ、革新的マニュアル・eランニングコンテンツ作成ツール「Dojo」なども提案した。