1面記事】 

シャープ

国内営業体制を強化

ソリューション事業新たに構築 

シャープ(奥田隆司社長)は2月8日、ビジネス機器の国内向けソリューション事業の強化を図るため、販売会社2社(シャープドキュメントシステム=SDS、シャープシステムプロダクト=SSP)を再編・統合して、新会社「シャープビジネスソリューション(SBS)」を4月1日に発足すると発表した。
 現在、SDSがデジタル複合機の販売とサービスを、SSPが情報システム機器の販売およびシステム企画・開発、サポートなどの業務を推進している。
 今回、この2社を再編・統合して新会社を発足。デジタル複合機やインフォメーションディスプレイ、タブレット端末など、2社が持つ多彩な商品群とサービスを融合させたソリューション営業を強化していく。
 また、太陽光発電システムの国内向け販売を担当する「シャープアメニティシステム(略称・SAS)」の商号を、「シャープエネルギーソリューション(略称・SESJ)」に、同じく4月1日に変更する。
 太陽光発電システムの販売に加え、エネルギーマネジメントシステム(HEMS/BEMSなど、ソーラーを核とするエネルギー関連のソリューション提案を推進していく。

  

JBMIA、複写機・複合機12年出荷実績

台数増も金額横ばい

モノクロ機堅調に推移 

ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA、内田恒二会長)は2月8日、複写機・複合機の2012年第4四半期(2012年10月〜2012年12月)出荷実績および年間累計出荷実績を発表した。年間累計は、台数ベースで428万3千144台(前年同期比109・1%)、金額ベースで8千616億8千900万円(同100・8%)だった。
 年間累計を品種別でみると、モノクロ複写機・複合機は、台数で前年比111・3%、金額で102・1%、カラー複写機・複合機は、台数で105・9%、金額で100・1%。
 市場別では、国内は、台数で前年比106・7%、金額で110・2%。海外は、台数で109・4%、金額で95・6%だった。
 また、第4四半期の出荷実績は、台数ベースで100万9千381台(前年同期比107・2%)、金額ベースで1千942億2千万円(同96・0%)となった。
 品種別では、モノクロ複写機・複合機は、台数で前年同期比111・6%、金額で95・6%、カラー複写機・複合機は、台数で同101・5%、金額で96・1%と、いずれも金額が前年割れした。
 市場別では、国内は台数で100・7%、金額で99・8%。海外は、台数で108・2%、金額で94・0%だった。

  

富士ゼロックス

最適なコミュニケーション環境実現

「お客様価値創造センター」機能強化 

富士ゼロックス(山本忠人社長)は、2011年2月に開設した新たなビジネスモデルを提示する新拠点「お客様価値創造センター」の機能を強化し、2月4日に公開した。
 お客様価値創造センターでは、デジタル化やICTの進化などの環境変化に伴い、多くの企業が直面している「顧客接点強化」や「紙やWebなどのメディアをどのように活用したらよいか」などの顧客のマーケティング上の課題に対し、具体的な解決策を顧客に共感・体感・実証してもらい、コミュニケーションの変革を提案してきた。
 これまで約3千500社1万人の顧客が来場しており、今回、顧客や市場をとりまく環境の変化にさらに対応するため、機能を強化したもの。
 強化点としては、「スマートクリエーションラボラトリー(以下ラボ)」(運営・富士ゼロックスシステムサービス)を新たに開設。昨今、パソコンやスマートフォンの利用者は、時間・場所にとらわれずに、動画や音声が含まれたリッチなコンテンツにアクセスできるユビキュタスなコミュニケーション環境が整いつつある。

  

2面記事】 

大塚商会、実践ソリューションフェア

ITで経費見直し

元気・活力アピール 

創業51年目をスタートした大塚商会は、IT総合展示会&セミナー「実践ソリューションフェア2013」を2月6〜8日(東京)、13〜14日(大阪)、21〜22日(名古屋)で開催した(その他全国各地で順次開催)(特別協賛=リコー、NEC、協賛=キヤノン、富士通、東芝、OKI、ブラザー、IBM、マイクロソフトほか)。
 今年のテーマは「ITで経費を見直し、元気をおとどけ。」。テーマステージでは、「見直し」をキーワードに、「オフィスの見直し」「システムの見直し」「ネットワークの見直し」の3つの観点から、大塚商会のさまざまなソリューションを組み合わせ、具体的な経費削減の提案を演劇仕立てで分かりやすく紹介。ファッション系の輸入商社・たよれーる商事のやり手社長、滝川さんと、最近IT系の会社から転職してきた田中さんとのやりとりを通じて、オフィスが抱えるさまざまな課題をデモンストレーションした。
 「オフィスの見直し」=古いパソコンは新しい機種の何倍も電力を消費する。白熱電球はLEDに交換。複合機は本当に使いこなしているのか? 文書を読み込むスキャニング機能と最新のWebサービスを「たよれーる・どこでもキャビネット」を組み合わせると…。

  

3面記事】 

日興商会

47回NIKKKOフェア開く

商品を触って体感 

日興商会(本社=尼崎市、藤縄健一社長)は、「第47回NIKKOフェア」を2月7〜8日、あましんアルカイックホール・オクト/都ホテルニューアルカイック/尼崎市中小企業センターで開催した。
 今回のテーマはオフィス創りの体感・実感フェア‐見て・触れて・確かめて‐=B
 開会初日の朝礼で藤縄社長は、「このフェアの第1回目が開かれたのは昭和42年で、そのときのタイトルは日興事務機展だった。それから50年近く続けてこられたのはメーカーの皆様のご支援のおかげと深く感謝します。今回は、お客様に商品を体感してもらいたいと思い、このテーマとした。商品の良さは触って使ってみて、初めて分かるもの。当社社員はこの2日間のために昨年の9月から全力をあげてやってきた。その成果を発揮したい」。
 「今年の干支の蛇は、古いことを断ち切り、新しいことを始める、いわゆる脱皮の意味がある。今までの厳しい状況を打破したい。蛇は頭から脱皮する。組織も長のつく人が考え方を改めないかぎり、企業は生き残っていけない。蛇は地べたを這いずり回って隙間があれば入り込む。これは60年間やってきた当社の営業スタイル。一軒一軒のお得意先を訪問し、情報を得る活動を貫いてきた。今年はこの巳年に因んだ営業戦略をさらに深く追求していきたい」と抱負と謝意を述べた。